プレミアム インタビュー

The Last of Us Part II

「隣にいる人も楽しめる」匂いまで感じられる没入感

山下敦弘

映画監督

1976年生まれ、大阪芸術大学卒。
『どんてん生活』(99)などダメ男三部作を経て、『リンダ リンダ リンダ』(05)でスマッシュヒットを飛ばす。以降『天然コケッコー』(07)、『苦役列車』(12)、『もらとりあむタマ子』(13)、『味園ユニバース』(15)、『ハード・コア』(18)、「コタキ兄弟と四苦八苦」(20)等。独自の作家性を保ちながら、さまざまな題材で意欲的に作品を発表しつづけている。

―「The Last of Us」シリーズの印象について

物語と操作の境目がこんなにも無いものなのかって、想像以上に物語を見ている感じが強いです。
画が強くてディテールが細かいので、見ている人を引き付ける力を凄く感じました。

抽象的ですけど良い映画って漠然と脳内で「匂い」を感じられるんですね。
この作品にもそれを感じて……。
僕らがゲームの中に無理やり入っていくのでは無く、匂ってくるというか、そこが一番違う部分なんじゃないかな、と。

―主人公:エリーの印象について

一筋縄ではいかない、複雑な女の子。
(前作の主人公である)ジョエルは同性だからか意外と分かりやすいけれどエリーは表情も複雑で魅力的で、ちょっとこれからどうなっていくのか興味が湧きました 。

―お薦めのシーンや印象的なキャラクターは?

ネタバレを避けるため言えませんが、今回の”復讐”に関わる女性ですね。
個人的な恨みが表情からも読み取れたので、表情も見逃さないで欲しいです。
また各所にある本筋とは関係の無い感染者となった人達の背景やモブ的なキャラクターにも物語や設定が考えられていて、そういうところも印象的でした。

―より『The Last of Us Part II』を楽しむために何かオススメしたいことはありますか?

海外ドラマなんかも家族や友達と一緒に見て感想を言い合ってコミュニケーションが取れますが、この作品も隣にいる人も楽しめると思いました。
途中でプレイを交代しても良いですし見逃した部分に気付いてあげたり。
もしかしたら喧嘩しちゃうかもしれないですけれど(笑)
自分の場合は奥さんの方がゲーム好きだから「あなた、下手くそ」なんて言われちゃうかもしれません。

―映画らしさを感じたシーンはありましたか?

ギターを弾くところとか、間合いがとれていて、だから見ていて飽きない。
演出にもよると思いますけど生身の人間に近づいていると思いました。

―この作品を一言でいうと?

隣にいる人も楽しめる作品です。

―これからプレイするみなさんへメッセージをお願いします。

前作をやっている人達は「待ってました!」でしょうからおいておくとして本作品は久しぶりにゲームをやる入り口としてオススメだと思います。
というのも面白さを感じるまでの敷居は高くないと思うんです、キャラクターを動かすだけ、馬を走らすだけで面白いし。ただただ食わず嫌いでやっていないだけだったらやってみて下さい。

©2020 Sony Interactive Entertainment LLC. Created and developed by Naughty Dog, LLC.

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