プレミアム インタビュー

The Last of Us Part II

終わりなき旅-人生-

潘めぐみ

声優、女優
『The Last of Us Part II』エリー役

6月3日生まれ、東京都出身。
2011年に『HUNTER×HUNTER』(NTV)の主人公・ゴン=フリークス役に抜擢され本格的に声優デビュー。
主な出演作に『フルーツバスケット』(19年〜/草摩紅葉役)、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(18年/アルテイシア役)、「ウルトラマンジード」(17年・ペガ役)、『この世界の片隅に』(16年/浦野すみ役)など。

―前作のエリーについてどういったキャラクターだったか、演じた際の印象で残っていることなどありますか?

不器用で、素直じゃないし、ひねくれたところもあるけれど、真っ直ぐで行動力があって…、とても純粋な存在であると感じました。
物語の中で成長していった面もありましたが、ジョエルと出会ったことで、本来の彼女を取り戻していったような感覚があります。無邪気に笑ったり、ジョークを言ったり、感情を剥き出しにして怒ったり。
だから、ジョエルあってこその、あのエリーだったと思います。

収録当時は、デビュー当初だったこともあり、ゲームの吹替えをさせて頂くのも初めてでした。本当に沢山のことを教えて頂いた現場でしたし、心から感謝しています。毎日のようにスタジオに通っていた時期もありました。そんな収録も終盤、キリンに出会ったシーンにたどり着いたとき「遂にこの旅路に終わりが見えてきた」と、得も言われぬ達成感に、込み上げてくるものがありました。

―19歳になったエリーについて、どういった変化や成長など感じられましたか?

表情も大人びて、落ち着いた顔立ちになりましたよね。それは、ジャクソンの暮らしの中で築かれてきた環境と育まれてきた関係性にあると思っています。
彼女にとっての大切な存在が増えたように思います。愛おしいと思う人。愛おしいと感じる時間。それ故に憎しみも深まっていったように思います。
今作では、これまでにジョエルがエリーにしてきてくれたことを、今度はエリーが担っていく、返していくというか。そのエリーの様子に、まるで前作のジョエルの姿が重なるようでした。

―今作のエリーを演じられる際、どういったことを意識して演じられましたか?

「歪み」ですね。愛するものを傷つけられたことによって生まれた「歪み」であり、時として愛情そのものに対する歪みでもある。それは不器用さとも捉えられるような…、端的にいうと"こじらせている"ということなのですが。
また、オリジナル版でエリーを演じるアシュリーの声に、想いに、寄り添えるように努めました。
私にとって、エリーの原作なので。

―印象に残っているシーンやセリフなどあれば教えてください。

ジョエルのセリフなのですが「もしも神様がもう一度チャンスをくれたとしても、俺はきっと同じことをする」というセリフです。そして、その言葉が紡がれるシーンは、私にとって最も印象的なシーンとなりました。
ああ、このときのために生きてきたんだ…と、生まれてきた理由や意味を、感じてしまうくらい。ジョエルとエリーのすべてが詰まった、堪らなく愛おしくて、とても尊い瞬間でした。

―「復讐」というテーマ。愛するものを傷つけられたとき、人はどこまでのことができるのかということについて、エリーを演じる中で考えられたことはありますか?

愛するもののためなら、人はなんだってできると思います。それは傷つけられることがあっても、なくてもです。今回の復讐の根源は、憎しみではなく愛情であると私自身は捉えています。しかし、エリーを演じながら、憎しみが勝ってしまう、憎しみに染まってしまう瞬間があるんです。そんなときに、彼女は誰かを殺めてしまう。そうして彼女もまた誰かにとっての憎しみの対象となってしまう。果ての見えない戦いですよね。

―この作品を一言でいうと?

終わりなき旅-人生-です。

―これから遊ぶみなさんへメッセージをお願いします。

『The Last of Us Part II』をお手に取って頂き、ありがとうございます。この状況下で、世界中の皆さんに、これだけのものを無事にお届けできるというのは、本当に有難いことです。今作は、前作より過酷な旅路となることでしょう。そして、より多くの想いと向き合わなければなりません。私自身も、エリーとして覚悟を持って挑みました。たくさんの想いとエネルギーの詰まった、この物語の行く末を、どうか、最後の、さいごまで、見届けて頂けましたら幸いです。

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